学術プログラム
日程表
第1日:4月8日(金)日程表
第2日:4月9日(土)日程表
第3日:4月10日(日)
仁村レクチャー
日時:4月9日(土)8:40~9:10
会場:第1会場
座長:中谷 敏(大阪府済生会千里病院)
演者:増山 理(JCHO 星ヶ丘医療センター)
「どんな小さな研究も最後まで頑張って、完遂させよう!」
シンポジウム
シンポジウム1「超高齢者心エコー図検査の考え方」
日時:4月8日(金)14:10~15:40
会場:第2会場
座長:山田 博胤(徳島大学)
土肥 薫(三重大学医学部附属病院)
演者:有田 武史(福岡和白病院)
「超高齢者心エコー図検査の考え方」
島田 恵(東海大学医学部付属大磯病院)
「超高齢者心エコー図検査に求めるものとは?循環器医と非循環器医における活用の現状」
石川 讓治(東京都健康長寿医療センター)
「心駆出率の保たれた高齢高血圧患者における左室心筋GLSおよび仕事効率と認知機能との関連について」
安河内 聰(相澤病院エコーセンター)
「高齢者大動脈弁狭窄症の左室収縮様式の特徴」
和田 靖明(山口大学医学部附属病院)
「動脈硬化の進行に伴う胸部大動脈伸長により生じるS字中隔」
企画趣旨
座長: 山田 博胤(徳島大学)
土肥 薫(三重大学医学部附属病院)
超高齢化社会に突入して久しい我が国では、超高齢者に対する心エコー図検査の機会が益々増加している。正常者であっても心形態や心機能には加齢に伴う様々な変化が見られ、特に超高齢者では、左室拡張能指標等いくつかの心エコー計測項目において一般的な正常値を用いると評価を誤る可能性がある。大動脈弁硬化、僧帽弁輪石灰化、S字状中隔などの異常所見についても、超高齢者における臨床的意義については十分に解明されていない。超高齢者では、貧血や腎機能低下、肺疾患など様々な併存症を有する患者が多く、これらがどのように心機能や心エコー図所見に影響を及ぼすのか、十分に解明されているとは言えない。また超高齢者の心臓手術、非心臓手術の件数が年々増加している現状において、治療適応決定や術前リスク評価に対する心エコー図検査の適応や活用法、レポート記載の方法についても議論すべき課題が多くある。更に、難聴、意思疎通困難、体位変換困難などのため良質なエコー画像が得られにくい場合の工夫や、転倒リスクへの対応などの安全管理面に対する議論も必要と思われる。上記のような超高齢者特有の諸課題について、医師、技師を含め様々な立場から多くの議論がなされるよう期待する。
シンポジウム2「心不全チーム医療における心エコー図検査」
日時:4月8日(金)15:50~17:20
会場:第1会場
座長:衣笠 良治(鳥取大学)
太田 哲郎(松江市立病院)
演者:福光 梓(地域医療機能推進機構九州病院)
「心不全診療のロードマップとなるような心エコー図検査を目指して -課題克服のための取り組みと理想と現実-」
安部 晴彦(国立病院機構大阪医療センター)
「心不全チーム医療におけるEchocardiographic Congestion Gradeの役割」
土岐美沙子(心臓病センター榊原病院)
「重症心不全診療におけるソノグラファーの役割」
竹田 泰治(大阪大学)
「左室補助人工心臓(LVAD)の管理における心エコー図の重要性」
中村 研介(鳥取大学)
「心臓リハビリテーションにおける心エコー図検査の役割」
企画趣旨
座長: 衣笠 良治(鳥取大学)
太田 哲郎(松江市立病院)
ポンプとして動き続ける心臓をリアルタイムに観察できる心エコー図検査に携わる私たちは、心不全チームのメンバーとして何をチームに提供すれば、より良い心不全治療・ケアに貢献できるでしょうか?
心不全チームには心不全の治療・ケアへの多方面からのアプローチが求められています。心エコー医(echocardiologist)や心エコー技師(cardiac sonographer)には、マルチモダリティに精通して診断、病態評価、治療効果判定に中心的な役割を担い、また、多職種と連携することで診療の質を高めることが期待されています。例えば、治療薬の選択、手術やTAVI、MitraClipなどのカテーテル治療、CRTや左室補助人工心臓の管理ではそれぞれのスタッフとの連携が治療成功の鍵を握っています。がん治療関連心機能障害では経時的なEFやGLSの評価が重要です。心リハの実践や患者や家族の教育、生活指導、そして、心不全の緩和ケア、在宅での介護との連携を含む広義のケアの実践にもEFなどの心機能の指標や病態の変化に関する心エコー図検査から得られる情報は欠かす事ができないはずです。では、実際に日々の臨床で心エコー図検査の結果を役立つ情報として提供することができ、心不全チーム全体で有効に活用されているでしょうか? 本シンポジウムでは、よりよい心不全診療を提供するための心エコー図検査の有用性と在り方をメディカルスタッフとともに議論します。
シンポジウム3「心房機能から心疾患を診る」
日時:4月10日(日)8:00~9:30
会場:第1会場
共催:<学術集会委員会セッション>
座長:井上 勝次(愛媛大学)
大手 信之(名古屋市立大学)
演者:菊池 祥平(名古屋市立大学)
「心エコーによる左房機能評価」
越智 友梨(高知大学)
「心筋症における心房機能」
赤澤 祐介(愛媛大学)
「成人先天性心疾患において心房構造と機能がもたらすもの」
合田亜希子(兵庫医科大学)
「左房機能と左室流入血流L波の関係」
山田 聡(東京医科大学八王子医療センター)
「左房スティフネスが亢進した駆出率正常例における左室弛緩能の多様性:系統的心エコー検査の後ろ向き解析」
尾池 史(熊本大学病院)
「HFpEFやATTR型心アミロイドーシスにおける左房機能評価の予後予測因子としての有用性の検討」
企画趣旨
座長: 井上 勝次(愛媛大学)
大手 信之(名古屋市立大学)
心エコー図法による心室機能評価(左室収縮能・拡張能・右室収縮能)は日常臨床でルーチンに行われている。一方で心房機能評価の現状はどうだろうか?左房拡大は心不全、心臓弁膜症などの心疾患の予後と関連することが明らかにされており、左房容量係数はスクリーニング評価項目の一つになりつつある。心房拡大があれば心房の機能的異常を伴う可能性が高いため、心房機能評価は心疾患の診断、治療効果判定及び予後予測に有用と考えられる。心エコーによる心房機能評価法としてドプラ法(肺静脈血流速度)、2D・3D心エコー法(心房容積変化率)、ストレイン法(ポンプ・リザーバーストレイン)が用いられる。心不全において左室充満圧の評価が困難な場合、心房機能から推定することが出来るかもしれない。また、心臓弁膜症において心房機能評価を行うことで至適手術時期の決定や予後予測に負荷的価値を持つ可能性がある。さらにはフォンタン手術後の先天性心疾患では右心房機能の損失が右心不全症状の一因となっている。今後増加が予測される成人移行期の先天性心疾患において心房機能評価の新たな知見の集積が期待される。本セッションではさまざまな心疾患において心房機能評価を行うことで診断、治療、予後予測、予防医学に貢献できるかを幅広く議論していきたい。
シンポジウム4「三尖弁閉鎖不全症の診断,治療時期,治療法」<学術集会委員会セッション>
日時:4月10日(日8:00~9:30
会場:第2会場
座長:泉 知里(国立循環器病研究センター)
宇都宮裕人(広島大学)
演者:森 俊平(UCLA Cardiac Arrhythmia Center、USA)
「三尖弁の臨床解剖」
宇都宮裕人(広島大学)
「経皮的治療を意識した三尖弁閉鎖不全症の評価法」
天野 雅史(国立循環器病研究センター)
「三尖弁閉鎖不全症の至適な治療時期」
山口 裕己(昭和病院江東豊洲病院循環器センター)
「収縮期gapを伴う高度機能性三尖弁閉鎖不全症に対する三尖弁形成術」
桒田 真吾(聖マリアンナ医科大学病院)
「三尖弁閉鎖不全症を治す新しい治療オプション」
企画趣旨
座長: 泉 知里(国立循環器病研究センター病院)
宇都宮裕人(広島大学)
忘れ去られた弁“forgotten valve”と呼ばれていたのは今や昔、三尖弁評価に急速にスポットライトが当たりつつある。ここ10年の変化を列挙すると以下のような点が挙げられよう。
①様々な心疾患において、三尖弁閉鎖不全症(TR)が予後を悪化させることが明らかになり、治療の必要性が認識されるようになった。
②3D心エコー図の導入と発展により、複雑な三尖弁形態の解析が可能になってきた。
③新たな疾患カテゴリーである心房性機能性TRが提唱され、機能性TRの中にも弁形態の異なるサブグループがあることが明らかになった。
④TRに対する侵襲的治療として外科治療だけでなく、より低侵襲な経カテーテル治療の臨床応用がはじまった。
こうした変化がTRや三尖弁評価についての見直し(revisit)と研究(research)を刺激し、新たな知見が多く出てきている。本邦においても、一昨年に発表された日本循環器学会弁膜症ガイドラインでは、初めて心房性機能性TRの記載がなされると共に、侵襲的な治療介入の時期について全体的に早める方向での改定がなされた。また、昨年からは経カテーテル的三尖弁形成術の臨床治験も開始されている。本セッションでは、TRの評価に必要な解剖学的知識、新たな経カテーテル的治療を見据えたTR評価法、新ガイドラインを踏まえたTRの治療時期、さらには外科的治療やカテーテル治療の現状について、皆さまとともに知識を共有し、議論する機会としたい。
シンポジウム5「心エコー図領域におけるAIの現状と未来」
日時:4月10日(日)9:40~11:10
会場:第1会場
座長:楠瀬 賢也(徳島大学病院)
中谷 敏(大阪府済生会千里病院)
演者:楠瀬 賢也(徳島大学病院)
「心エコーAI事始め」
鍵山 暢之(順天堂大学)
「心エコー評価におけるAI応用の可能性」
加藤奈穂子(東京ベイ・浦安市川医療センター)
「心エコー計測におけるAI応用の可能性」
上嶋 徳久(心臓血管研究所附属病院)
「心エコー検査ロボットにおけるAI応用の可能性」
企画趣旨
座長: 楠瀬 賢也(徳島大学病院)
中谷 敏(大阪府済生会千里病院)
2018年9月にCirculation誌に人工知能(AI)による完全自動の心エコー図検査法が提示されて以来、多くのAI×心エコー研究が報告され続けている。AIを用いて心エコー図画像を解析することで、ヒトが行う日常業務の自動化だけでなく、診断補助や予後予測までも現実になろうとしている。一方で研究報告されているAIモデルを実臨床で使おうとすると、様々な問題(判断過程のblack box、倫理的問題、業務フローにおける立ち位置)が顕在化してきた。本セッションでは心エコー図検査領域において、我々の既に使えるAI技術と、これから実現化してくるだろう最新のAI技術についての報告を行い、AI×心エコーの現状を確認し、将来像を明らかにしていきたい。
シンポジウム6「カテーテル治療における心エコー従事者の放射線被曝」
日時:4月10日(日)9:40~11:10
会場:第2会場
座長:丸尾 健(倉敷中央病院)
石津 智子(筑波大学)
演者:大野 和子(京都医療科学大学)
「医療スタッフの放射線被曝管理の基本」
鶴田ひかる(慶應義塾大学病院)
「構造的心疾患カテーテル治療における心エコー従事者の被曝を考える」
西野 峻(宮崎市郡医師会病院心臓病センター)
「当院における放射線被曝低減に対する取り組みの工夫~電離箱式サーベイメータによる被曝量可視化を活用した意識変革~」
片岡 明久(帝京大学)
「SHD手技中の心エコー医のリスク臓器における放射線被ばく線量の研究」
佐藤 希美(筑波大学)
「心エコー医の放射線被爆の現状:若手心エコーフェローの会からの報告」
企画趣旨
座長: 丸尾 健(倉敷中央病院)
石津 智子(筑波大学)
ここ10年程のstructural heart disease(SDH)に対するカテーテル治療の進歩は著しい。それに伴い、心エコー従事者がカテーテル治療に立ち会う機会が飛躍的に増え、放射線に晒される機会も急速に増加している。時には管球の近くで長時間の経食道心エコーを行ったり、照射野に手をさらして経胸壁心エコーを行ったりと、対策を行わない場合にはカテーテル治療の術者よりも被爆量が多くなるともいわれている。また、比較的若い医師、技師、女性がこれら業務に従事する機会も多くなっており、放射線被曝を減らす努力、対策を行うことは非常に重要な新たな課題である。放射線被曝は心エコー従事者にとって他人事ではなく身近な問題である。
本セッションでは、放射線被爆の危険性、防護について基本的な認識を共有し、さらにカテーテル治療における心エコー従事者の被爆、対策に関して現状、課題をクリアにしていきたい。放射線安全の専門家の方などの意見も交えて、未来の心エコー従事者のためにもできる限り解決に向けた議論ができればと考えている。
シンポジウム7「症例でみる心臓マルチモダリティイメージングのすすめ」
日時:4月10日(日)11:20~12:50
会場:第1会場
座長:林田 晃寛(心臓病センター榊原病院)
鍵山 暢之(順天堂大学)
演者:西野 峻(宮崎市郡医師会病院心臓病センター)
「肥大心の鑑別診断から治療におけるマルチモダリティイメージングの有用性」
赤松加奈子(大阪医科薬科大学)
「心臓サルコイドーシスの診断におけるマルチイメージングモダリティの有用性と限界」
橋本 剛(東邦大学医療センター大橋病院)
「弁膜症におけるマルチモダリティイメージング」
山村 善政(宮崎大学)
「構造的心疾患における心エコー図と心臓 CT併用の実際:日常診断法としての活用」
綱本 浩志(兵庫県立姫路循環器病センター)
「心室性機能性僧帽弁閉鎖不全症におけるT1mappingによる術前心筋性状評価の有用性」
企画趣旨
座長: 林田 晃寛(心臓病センター榊原病院)
鍵山 暢之(順天堂大学)
画像診断技術の中で、循環器領域の心エコー図は他の画像診断とやや異なった独特の進化を遂げてきた。心エコー図は主に循環器内科医および生理機能検査技師の手によって行われ、その高いフレームレートとドップラー法によって主に生理学的、血行動態的な観点から循環器学を研究してきた。一方で、CT、MRIや核医学といった画像診断は、心エコー図では確認の難しい心臓および周辺臓器解剖の全体像や組織正常診断、心筋の代謝など心エコー図とは異なる情報を得ることができる。近年の画像診断の急激な発展により、それぞれのモダリティから得られる情報は飛躍的に発展しているにもかかわらず、CT、MRI、核医学は主に放射線科医、放射線技師によって行われており、心エコー図を専門とする医師や技師の中がこれらの画像診断に明るくない場合も多い。本シンポジウムでは、主に症例をベースにエビデンスや研究も踏まえて、心エコー図と対比したCT、MRI、核医学検査の有用性、並びにお互いの検査の補完性やフージョンイメージングの可能性を議論したい。
シンポジウム8「がん治療関連心機能障害〜実臨床での心エコー評価のポイントと有用性~」
日時:4月10日(日)14:10~15:40
会場:第2会場
座長:塩山 渉(滋賀医科大学)
望月 泰秀(昭和大学)
演者:泉 知里(国立循環器病研究センター)
「抗がん剤治療関連心筋障害の診療における心エコー図検査の役割(オーバービュー)」
田尻 和子(筑波大学)
「アントラサイクリン系薬剤による心毒性の早期診断」
田村 祐大(国際医療福祉大学三田病院心臓血管センター)
「当院でのトラスツズマブ投与症例における定期的な心エコー検査所見の推移」
西川 達哉(明石医療センター)
「免疫チェックポイント阻害薬投与時の心機能評価の意義」
福田 優子(兵庫県立がんセンター)
「がん治療関連心機能障害の治療と経過フォローに心エコーを活かす」
企画趣旨
座長: 塩山 渉(滋賀医科大学)
望月 泰秀(昭和大学)
がん治療関連心機能障害の歴史は古く、アドリアマイシン心筋症が初めて報告されたのは1960年代後半です。βブロッカーやACE阻害剤/ARBといった心保護薬により以前に比べて予後は改善しているものの、難治性の疾患であることに変わりはありません。2000年以降は分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬が登場し、がん治療が大きく進歩したのと同時に従来の抗がん剤とは異なる機序で心機能障害が発症することが知られるようになりました。がん治療の中断を回避するためには、早期に心機能障害を見つけ出し、治療介入することが重要です。また縦隔腫瘍や食道がんなど心臓に隣接する悪性腫瘍に対する放射線治療では、数年を経て心機能障害、虚血性心疾患、弁膜症、心膜疾患などを発症することがあり、長期にわたる心機能のマネジメントも必要です。このように腫瘍循環器領域では心エコー図検査の果たす役割は益々重要になっています。近年、日本心エコー図学会から「抗がん剤治療関連心筋障害の診療における心エコー図検査の手引」が作成され、臨床現場での指針として役立てられています。しかし一方では検査数の増加による検者不足などの問題もあり、いかに効率よく検査を進めるかということが今後の課題です。本シンポジウムではこの領域の第一線で活躍されている先生方に実臨床での取り組みや、がん治療関連心機能障害の最新の話題について解説していただきます。
パネルディスカッション
パネルディスカッション1「肺動脈弁の評価を見直す」
日時:4月8日(金)12:30~14:00
会場:第1会場
座長:杜 徳尚(岡山大学)
新居 正基(静岡県立こども病院)
演者:新居 正基(静岡県立こども病院)
「肺動脈弁閉鎖不全をどう評価するか? 新ガイドラインのオーバービュー」
渋谷 茜(静岡県立こども病院)
「Fallot四徴心内修復術後の肺動脈弁閉鎖不全に対する心エコー評価」
岩野 弘幸(市立函館病院)
「肺循環における半月弁逆流重症度評価法:弁口面積か逆流量か?」
中島 充貴(岡山大学)
「修復術後のファロー四徴症および類縁疾患での遠隔期肺動脈弁置換術における右室拡張障害の意義」
小板橋俊美(北里大学)
「肺動脈弁に注目すべきファロー四徴症以外の先天性心疾患」
藤本 一途(国立循環器病研究センター病院)
「経カテーテル的肺動脈弁留置術における画像診断の役割」
企画趣旨
座長: 杜 徳尚(岡山大学)
新居 正基(静岡県立こども病院)
カテーテルインターベンションの普及もあり,弁膜症の治療は大きく変化している。これまで弁膜症の治療といえば外科一辺倒であったが、内科医が直接治療する機会も急激に増加しており、それとともに心エコー図による評価法も進化を遂げている。とくに大動脈弁と僧帽弁については本邦でもカテーテルインターベンションの普及が進んでいることもあり、その知見はますます深まっている。近年ではそれに加えて肺動脈弁に対するカテーテルインターベンションが本邦でも可能となった。しかし、問題となる肺動脈弁疾患の多くは先天性心疾患に関連しており、症例数も限られることから、まだその評価方法や予後などについて不明な点も少なくない。従来、右心室は後負荷には弱いが前負荷には強いと考えられてきた。しかし、ファロー四徴症術後における肺動脈弁逆流は右室容積の拡大と機能障害をもたらし、遠隔期における予後の重要な規定因子であることが分かっている。介入の目安として右室容積がゴールドスタンダードとなっているが、どの程度の逆流量が右室の形態と機能変化をもたらすかなどの知見はまだ不足している。本セッションでは肺動脈弁疾患の評価や予後などにおいての心エコー図の活用について議論を深めたい。
パネルディスカッション2「今望まれている心エコー医像ジェネラリティとスペシャリティの調和」
日時:4月8日(金)12:30~14:00
会場:第3会場
座長:山本 一博(鳥取大学)
渡邉 望(宮崎大学)
演者:郡山 恵子(北里大学)
「一般内科診療でのジェネラル心エコー図検査の有用性」
福田 優子(兵庫県立がんセンター)
「他科コンサルト・術前スクリーニングに応えるための心エコー図診断」
板橋 裕史(獨協医科大学埼玉医療センター)
「スペシャリストとしての心エコー診断-治療方針決定のための形態・機能評価-」
尾長谷喜久子(長崎大学)
「心臓外科術中診断で心エコー医に求められていること:麻酔医との役割分担も含めて」
磯谷 彰宏(小倉記念病院)
「スペシャリストとしての Interventional Echocardiologist の役割」
古堅あずさ(北海道循環器病院)
「内科外科ハートチームの要石として:心エコースペシャリストの立ち位置」
企画趣旨
座長: 山本 一博(鳥取大学)
渡邉 望(宮崎大学)
医療の進歩に伴い、各領域がさらに細分化されている。そのおかげで高度な医療を患者さんに提供できている反面、専門領域以外の進歩に十分に追随することが困難になっていることも事実である。心エコー図検査は循環器診療において土台となる位置づけにある。診療の最終目標は有効な治療を患者さんに提供することにあり、有効な治療を提供する入り口は病態の把握であり、病態の把握には心エコー図検査が必須となっているからである。さらに、近年進歩が著しいstructural heart diseasesに対する治療では、心エコー図検査は病態把握のみならず治療のナビゲーターとして重要な役割を担っており、治療の成否を大きく左右していると言っても過言ではない。このような中で、心エコー図検査が担うことができる領域をひとりの医師がすべて完璧にカバーすることは望みがたい。一般医療の中でもスペシャリストとジェネラリストという呼称があるように、心エコー医の中にもスペシャリストとジェネラリストという色分けが出てくることは避けられないと考えられる。また、近年は異なる領域の専門家から構成されるハートチームによる診療の重要性が強調されており、その中の一員として心エコー医が果たす役割は重要とされている。本パネルディスカッションでは、「心エコー検査」と言っても色々な立ち位置がある中で心エコー医が果たすことができる多様な役割について議論を深めたい。
パネルディスカッション3「負荷心エコーからわかる事実、次につなげる一歩」
日時:4月8日(金)14:10~15:40
会場:第1会場
座長:杉本 匡史(三重県医療保健部)
平野 豊(近畿大学病院)
演者:田中 美与(宮崎大学医学部附属病院)
「運動負荷により僧帽弁逸脱が顕在化した肥大型心筋症の一例:心不全の病態診断における負荷心エコー図の有用性」
岩橋 徳明(横浜市立大学附属市民総合医療センター)
「運動負荷心エコー図検査は門脈圧亢進症性肺高血圧の早期診断に有用であった」
岩島 覚(中東遠総合医療センター)
「新生児期先天性心疾患児Active Feeding Echoの経時的変化について」
土岐美沙子(心臓病センター榊原病院)
「僧帽弁閉鎖不全症の病態把握に運動負荷心エコー図法をルーティン化する」
西野 峻(宮崎市郡医師会病院心臓病センター)
「無症候性一次性僧帽弁逆流患者に対する運動負荷心エコーで踏み出す一歩」
企画趣旨
座長: 平野 豊(近畿大学病院)
杉本 匡史(三重県医療保健部)
循環器診療を行う際に心エコー図検査は必須の検査であり、患者の診断、病態解明、予後予測、そして治療適応まで幅広い場面で活躍している。しかし一方で、個々の症例において安静時の心エコー図所見だけでは明確な判断を下せず、診断や治療に苦慮する場面をしばしば経験する。負荷心エコーは安静時と負荷時の違いを観察できるという利点から、安静時では診断しえなかった病名や新たな病態生理の発見を臨床現場にもたらしてくれる検査方法であり、今後の循環器診療にとって重要な役割を果たすと考えられる。
本企画では負荷心エコーを行っている各施設から実際の症例を提示していただき、負荷心エコーを行ったことで明らかになった診断、病態生理、治療適応などについてパネルディスカッションの形式で議論を深めていきたい。また、これまで負荷心エコーを行っていなかった施設が新たに負荷心エコーを開始する際の一助となるよう構成を配慮することで、今後の循環器診療における負荷心エコーの普及につなげる一歩としたい。
パネルディスカッション4「心エコー研究を考える」
日時:4月8日(金)14:10~15:40
会場:第3会場
座長:田中 秀和(神戸大学)
瀬尾 由広(名古屋市立大学)
演者:平田有紀奈(徳島大学病院)
「研究やってみたコツ(若手技師側)」
小保方 優(群馬大学医学部附属病院)
「研究やってみたコツ(若手医師側)」
水上 尚子(慶應義塾大学病院)
「技師が施行する心エコー研究のポイント 私の経験をもとに」
渡邉 望(宮崎大学)
「臨床研究を進めるために」
企画趣旨
座長: 田中 秀和(神戸大学)
瀬尾 由広(名古屋市立大学)
心エコー図法は非侵襲的かつ簡便な検査法であり、循環器疾患を有するほぼ全ての患者に施行が可能である。一般的な心機能のみならず、弁膜症、心筋症などの病態評価にも優れている検査法であることは言うまでもない。さらに、近年はスペックルトラッキング法や3次元心エコー図法などが比較的簡便にできるようになり、より詳細な心機能評価ならびに病態評価が可能になっている。本邦は世界的に見ても“心エコー図先進国”と言えるほど、質の高い心エコー図検査が全国各地で行われているが、本邦の心エコー図法を用いた研究に関しては、まだ満足できる状況ではないと思われる。
本パネルディスカッションでは、心エコー図の研究に精通された若手の医師と技師、ならびにベテランの医師と技師の計4名に登壇頂き、心エコー図法を用いた研究について、自験例を交えて講演頂く。心エコー図法を用いた研究にすでに従事している医師ならびに技師、または今後研究を行いたいと思っている医師ならびに技師の先生方には、是非とも参加して頂き、実りあるディスカッションを行い、今後の研究の立案ならびに遂行の参考にして頂きたい。
パネルディスカッション5「知っておくべきACHDの心エコー」
日時:4月9日(土)9:40~11:10
会場:第3会場
座長:高橋 建(順天堂大学)
椎名 由美(聖路加国際病院)
演者:高橋 建(順天堂大学)
「心エコーを始める前に知っておいた方が良い成人先天性心疾患の全体像 ー State o f the art ー」
小板橋俊美(北里大学)
「ASDを深堀する」
早渕 康信(徳島大学病院)
「肺動脈弁輪運動速度を用いた右室機能評価」
市川奈央子(聖路加国際病院)
「円錐動脈幹異常疾患における大動脈基部形態の特徴」
杜 徳尚(岡山大学)
「心室中隔欠損を伴わない肺動脈閉鎖の長期予後と心エコー指標の変化」
堀端 洋子(済生会熊本病院)
「修正大血管転位症に対する心臓再同期療法」
泉 知里(国立循環器病研究センター)
「成人先天性心疾患における感染性心内膜炎」
企画趣旨
座長: 高橋 建(順天堂大学)
椎名 由美(聖路加国際病院)
成人期に到達する先天性心疾患術後患者はますます増加しており、超音波検査を担うエコーラボの役割の重要性が認識されている。一般的にACHDの分野は5つに分けられ ①外科治療(再手術を含む)・カテーテルインターベンション ②内科治療(重症心不全・心移植・感染性心内膜炎を含む)③不整脈 ④PH ⑤CHD合併妊娠 である。以上のどの分野においても画像診断が重要であることは言うまでもない。
遠隔期の問題点として特にエコーラボのスタッフが知っておくべきことは ①術後の合併症(弁機能不全等) ②ガイドラインだけでは明確に決定出来ない再手術の時期・術式(特に複数の弁機能不全を生じた際の再手術の戦略) ③感染性心内膜炎の診断の難しさ(ディバイス・人工弁感染)④高齢者特有の問題(再手術後も遷延する左室拡張障害)等が挙げられる。また⑤進行する心機能不全も予後に大きな影響を与え、先天性心疾患においては定量評価が困難であるが、重要な課題である。
以上ACHDの様々な遠隔期の問題について、実際の症例に基づき臨床に役立つ心エコー解釈をディスカッションしたい。症例報告および臨床研究について公募する。
パネルディスカッション6「TAVI後PVL評価の実際」
日時:4月9日(土)11:20~12:50
会場:第3会場
座長:鶴田ひかる(慶應義塾大学病院)
宗久 佳子(仙台厚生病院)
演者:大野 洋平(東海大学)
「TBA」
品田慶太郎(慶應義塾大学)
「局所麻酔TAVIでの周術期経胸壁心エコー」
出雲 昌樹(聖マリアンナ医科大学)
「術中経食道心エコー評価とPVLが予後に及ぼす影響」
企画趣旨
座長: 鶴田ひかる(慶應義塾大学病院)
宗久 佳子(仙台厚生病院)
経カテーテル大動脈弁留置術TAVIが国内導入されてから9年が経過し、良好なTAVIの中短期成績が国内外のガイドラインに反映され、手術高リスク症例に加えてより低いリスク症例についても治療対象が広がり、TAVIは確実に実臨床に浸透している現状である。TAVIで多く見られる弁周囲逆流PVLは、デバイスの進歩により改善は見られるものの、AS症例の予後に与えるnegative impactは依然問題点であり、PVLを改善させる治療手技の試みは重要である。一方で、PVLは偏心性のジェットを呈し、重症度の判断に苦慮することも少なくない。本セッションでは、1. カテーテル術者の視点から、手技リスクとPVLを考慮したデバイス選択、TAVIのPVLに対してどのようにマネジメントを行うのか、2. 治療手技に立ち会うエコー医の視点から、術中心エコーによるPVL評価の実際と対応をどのように行うのか、3.エビデンスをふまえて、TAVIのPVLが心機能と患者予後に及ぼす影響をどのように考えるのか、以上の3つの視点で講演をいただき、discussantとの議論も通じて、基本的な知識と理解を深める学びの場にしたい。
パネルディスカッション7「もう一度考える左室壁運動異常」
日時:4月9日(土)14:10~15:40
会場:第3会場
座長:浅沼 俊彦(富田町病院)
山口 一人(島根大学)
演者:橋本 修治(国立循環器病研究センター)
「左室壁運動異常を極める」
谷本 貴志(和歌山県立医科大学)
「心臓MRI所見から学ぶ左室壁運動異常」
西尾 進(徳島大学病院)
「スペックルトラッキング解析から学ぶ左室壁運動異常」
宇宿 弘輝(熊本大学病院)
「多施設共同心エコーミーティングによる熊本県左室壁運動評価均一化の試み」
浅沼 俊彦(富田町病院)
「初級者のための左室壁運動異常評価のコツ」
企画趣旨
座長: 浅沼 俊彦(富田町病院)
山口 一人(島根大学)
心エコー図法における左室壁運動異常の評価は、最も基本であるにもかかわらず、最も難しい項目の一つです。特にエコー初級者には大きな障害ですが、主観的な評価であるため、中上級者でも苦手意識を持っている人は多いようです。自分の壁運動評価が他の先生や技師さんの評価と違ったということは誰でも経験しているでしょう。これを克服するために「多くの症例をみるように」との指導を受けますが、大病院ならいざ知らず、小規模病院や医院では途方にくれてしまいます。どうしたらよいでしょうか? 近い将来にはAIにより、この評価も自動化されると期待されますが、装置まかせにするものあまり面白くありません(将来は逆にAIから教わる手もあるかもしれませんが)。
本シンポジウムでは左室壁運動異常評価のスキルアップのための方法や知っておくべき知識・ノウハウに関しての講演を募集します。総合討論も行い、左室壁運動異常評価の苦手意識を少しでも軽減できるようなセッションにしたいと思います。
症例検討会(チームディスカッション形式)
日時:4月9日(土)10:10~11:10
会場:第1会場
座長:太田 光彦(虎の門病院)
望月 泰秀(昭和大学)
演者:福本 梨沙(虎の門病院循環器センター)
「症例提示1」
岡田 大司(神戸市立医療センター中央市民病院)
「症例提示2」
ディスッカサント:福本 梨沙(虎の門病院循環器センター)
大阿久夏純(虎の門病院)
望月 泰秀(昭和大学)
黒木 唯(昭和大学病院)
岡田 大司(神戸市立医療センター中央市民病院)
長野 真弥(神戸市立医療センター中央市民病院)
佐々木晴香(千葉大学医学部附属病院)
與子田一輝(千葉大学医学部附属病院)
若手心エコーフェローの会による企画セッション
日時:4月9日(土)11:20~12:50
会場:第1会場
若手心エコーフェローの会1「徹底討論:心エコー診療のリアル」
座長:小保方 優(群馬大学医学部附属病院)
佐藤 如雄(聖マリアンナ医科大学)
コメンテーター:山田 博胤(徳島大学)
演者:「Pros & Cons1:腫瘍循環器ではストレインをルーチンで測定するべきである」
Pros:辻永 真吾(北海道大学)
Cons:三好 達也(近畿大学)
「Pros & Cons2:拡張能評価は臨床ルーチンで行うべきである」
Pros:坂本 考弘(島根大学医学部附属病院)
Cons:菅原 政貴(JCHO 星ヶ丘医療センター)
若手心エコーフェローの会2「色々な角度で考える:JAYEF症例検討会」
日時:4月10日(日)14:10~15:40
会場:第1会場
座長:鍵山 暢之(順天堂大学)
佐藤 希美(筑波大学)
コメンテーター:齋藤 秀輝(聖隷浜松病院/U40心不全ネットワーク代表)
高杉 純司(神戸市立医療センター中央市民病院)
水谷 一輝(近畿大学病院)
堀江 弘夢(松江赤十字病院)
演者:金子 智洋(順天堂大学医学部附属順天堂医院)
「症例1:塞栓源不明脳塞栓症」
辻永 真吾(北海道大学)
「症例2:機能性僧帽弁逆流」
総括:山本 一博(鳥取大学)
教育委員会企画セッション
日時:4月8日(金)12:30~14:00
会場:第2会場
教育委員会企画1「⼼エコー機器の基本機能を使い倒す!」
座長:竹田 泰治(大阪大学)
田中 教雄(西宮渡辺心臓脳・血管センター)
演者:柳 善樹(国立病院機構大阪医療センター)
「心エコー機器の基本機能を使い倒す -知るべき基礎編-」
山野 哲弘(京都府立医科大学)
「形態・動きを正確にとらえる(Bモード,Mモードを中心に):疾患への応用編」
沖 都麦(神戸大学医学部附属病院)
「血流を正確にとらえる(ドプラ法を中心に):知るべき基礎編」
大西 哲存(兵庫県立姫路循環器病センター)
「心エコー図ドプラ法を用いた循環器疾患の病態評価」
企画趣旨
今⽇「⼼機能がどうなっているか⼼エコーでみてほしい」といわれるとき、様々な背景の患者に対して、多岐にわたる「⼼機能」の評価が求められ、時に数値が独り歩きすることもある。どのような患者の⼼エコー検査においても、基本⼼機能を押さえてそれを踏まえて全体的な解釈をする必要がある。本教育企画では、そのような基本⼼機能として左⼼収縮機能・拡張機能、右⼼機能に焦点を当てて、評価のポイント、注意点、⼯夫などを提⽰する。さらには弁膜症術後や、構造的⼼疾患のカテーテル治療後などの⼿の加わった⼼臓の評価の基本についても述べる。本企画を通じて、どのような患者の評価を⾏う場合でも必要な基本⼼機能を調べつくす⼒を⾝に付けてほしい。
教育委員会企画2「基本⼼機能を調べつくす!−左⼼機能、右⼼機能、術後の⼼機能−」
日時:4月9日(土)15:50~17:20
会場:第3会場
座長:大原 貴裕(東北医科薬科大学)
牟田 光明(新古賀病院)
演者:岩野 弘幸(市立函館病院)
「左心機能の評価 収縮能」
長尾 秀紀(兵庫県立姫路循環器病センター)
「左心機能の評価 -拡張能-」
大崎 司(東邦大学医療センター大橋病院)
「右室機能評価」
熊谷亜希子(岩手医科大学附属病院)
「手が加わった心臓の機能評価」
企画趣旨
今⽇「⼼機能がどうなっているか⼼エコーでみてほしい」といわれるとき、様々な背景の患者に対して、多岐にわたる「⼼機能」の評価が求められ、時に数値が独り歩きすることもある。どのような患者の⼼エコー検査においても、基本⼼機能を押さえてそれを踏まえて全体的な解釈をする必要がある。本教育企画では、そのような基本⼼機能として左⼼収縮機能・拡張機能、右⼼機能に焦点を当てて、評価のポイント、注意点、⼯夫などを提⽰する。さらには弁膜症術後や、構造的⼼疾患のカテーテル治療後などの⼿の加わった⼼臓の評価の基本についても述べる。本企画を通じて、どのような患者の評価を⾏う場合でも必要な基本⼼機能を調べつくす⼒を⾝に付けてほしい。
認定専門技師制度委員会セッション
日時:4月9日(土)14:10~15:40
会場:第1会場
座長:小板橋俊美(北里大学)
岡庭 裕貴(群馬県立心臓血管センター )
演者:(オープニング)川合 宏哉(兵庫県立姫路循環器病センター)
杉本 邦彦(藤田医科大学病院)
水上 尚子(慶應義塾大学病院)
村上 光繁(東海大学八王子病院)
大原 貴裕(東北医科薬科大学)
平野 豊(近畿大学病院)
湯田 聡(手稲渓仁会病院)
(クロージング)田中 教雄(西宮渡辺心臓脳・血管センター)
ダイバーシティ推進委員会セッション
心エコー、男性技士が抱えるハードルについて考える
日時:4月8日(金)13:00~14:00
会場:第4会場
座長:岡庭 裕貴(群馬県立心臓血管センター)
土岐美沙子(心臓病センター榊原病院)
演者:岩瀧 麻衣(産業医科大学)
「心エコー図検査時の検査技師と患者間の性別不一致の問題に関するアンケート結果を踏まえて」
石杉 卓也(鳥取大学医学部附属病院)
「男性技師としてのハードルや悩み」
春名まどか(岡山大学病院)
「女性技師が思う男性技師がいてよかったこと」
ウルトラクイズ
日時:4月9日(土)18:10~19:50
会場:第1会場
座長:小板橋俊美(北里大学)
楠瀬 賢也(徳島大学病院)
留学助成帰国報告会
日時:4月9日(土)9:40~10:10
会場:第1会場
座長:山本 一博(鳥取大学)
演者:平澤 憲祐(東京医科歯科大学医学部附属病院)
反町 秀美(群馬大学医学部附属病院)
CVIT-JSEジョイントセッション
ACSの急性期と慢性期における心エコーの有用性
日時:4月10日(日)11:20~12:50
会場:第2会場
座長:岡山 英樹(愛媛県立中央病院)
大門 雅夫(東京大学医学部附属病院)
演者:太田 光彦(虎の門病院)
「ACSの急性期における心エコーの有用性」
臺 和興(広島市民病院)
「急性心筋梗塞に対する緊急PCI後の管理における心エコーの有用性」
渡邉 崇量(岐阜大学医学部附属病院)
「ACSの慢性期における心エコー図の有用性」
柚木 佳(津山中央病)
「Interventional cardiologistが知りたいACS慢性期の心エコーのポイント」
JB-POT講習会
僧帽弁閉鎖不全の心エコー図診断:術前、術中、術後の評価
日時:4月10日(日)8:00~10:30
会場:第3会場
座長:岩永 史郎(北里大学麻酔科)
岡本 浩嗣(北里大学麻酔科)
演者:板橋 裕史(獨協医科大学埼玉医療センター)
「僧帽弁閉鎖不全手術に必要な術前評価」
豊田 浩作(島根大学医学部附属病院)
「僧帽弁形成術中の経食道心エコー図評価」
能見 俊浩(かわぐち心臓呼吸器病院)
「僧帽弁手術のpitfall」
磯谷 彰宏(小倉記念病院)
「経皮的僧帽弁クリップ術に必要な心エコー図評価」
ASEジョイントセッション
ASE-JSE Joint Symposium「Echocardiography in critical care patients with cardiogenic shock」
日時:4月9日(土)9:40~11:10
会場:第2会場
共催:株式会社フィリップスエレクトロニクスジャパン YIA共催:シーメンスヘルスケア株式会社
座長:瀬尾 由広(名古屋市立大学)
Raymond Stainback(Baylor College of Medicine, USA)
コメンテーター:岩永 史郎(埼玉医科大学国際医療センター)
坂田 泰史(大阪大学)
演者:Raymond Stainback(Baylor College of Medicine, USA)
「Echo evaluation of temporary mechanical circulatory support in shock patients」
泉 佑樹(榊原記念病院)
「Fulminant myocarditis」
Judy Hung(Massachusetts General Hospital, USA)
大西 俊成(桜橋渡辺病院)
「Cardiac shock due to vascular diseases」
Malamo Countouris(University of Pittsburgh Medical Center, USA)
「YIA:Association of hypertensive disorders of pregnancy with coronary microvascular function 8-10 years after delivery」
KSEジョイントセッション
KSE-JSE Joint Symposium「Functional MR and TR」
日時:4月9日(土)11:20~12:50
会場:第2会場
共催:キヤノンメディカルシステムズ株式会社 YIA共催:シーメンスヘルスケア株式会社
座長:渡邉 望(宮崎大学)
Dae-Hee Kim(Asan Medical Center, Korea)
コメンテーター:中谷 敏(大阪府済生会千里病院)
田邊 一明(島根大学)
演者:Dae-Hee Kim(Asan Medical Center, Korea)
天野 雅史(国立循環器病研究センター)
「Functional tricuspid regurgitation」
片岡 明久(帝京大学)
Secondary mitral regurgitation in patients with reduced left ventricular ejection fraction」
Jin Kyung Oh(Chungnam National University, Korea)
「YIA:Adjustment of pressure recovery versus aortic valve calcium score to improve doncordance in severity assessment in patients with predominantly severe aortic stenosis-Impact of different race-」
KSE 症例検討会(Case report)
日時:4月9日(土)14:10~15:10
会場:第2会場
座長:楠瀬 賢也(徳島大学病院)
Dae-Hee Kim(Asan Medical Center, Korea)
コメンテーター:阿部 幸雄(大阪市立総合医療センター)
伊藤 浩(岡山大学)
演者:古澤 健司(名古屋大学医学部附属病院)
「What causes hypoxemia persisted after healing COVID-19 pneumonia?」
木村 俊之(宮崎市郡医師会病院)
「Bioprosthetic valve stenosis 10 years after valve replacement: unexpected findings from the autopsy」
Dong-Hyuk Cho(Yonsei University Wonju College of Medicine, Korea)
「A 75-year-old women presenting dyspnea」
Jiwon Seo(Yonsei University College of Medicine, Korea)
「A patient with a radiolucent foreign body in the RA and had recurrent cerebral infarction-The foreign body was successfully removed under the 3D TEE guide-」
EACVIジョイントセッション
EACVI-JSE Joint Symposium「Diagnosis of cardiomyopathy」
日時:4月9日(土)16:40~18:10
会場:第2会場
共催:GEヘルスケア・ジャパン株式会社 YIA共催シーメンスヘルスケア株式会社
座長:泉 知里(国立循環器病研究センター)
Bernard Cosyns(FEACVI Head of Cardiology CHVZ. Belgium)
コメンテーター:大倉 宏之(岐阜大学)
大門 雅夫(東京大学医学部附属病院)
演者:Steffen E. Petersen(NIHR Barts Biomedical Research Centre, UK)
齋藤 実(喜多医師会病院)
「Diagnostic approach to cardiac amyloidosis」
Bernard Cosyns(FEACVI Head of Cardiology CHVZ, Belgium)
佐藤 希美(筑波大学)
「Integrated Multimodality-imaging Approach to Diagnose Isolated Cardiac Sarcoidosis: insight from a single-center data」
Christine Rootwelt-Norberg(Oslo University Hospital, Norway)
「YIA:Echocardiographic disease progression rates and threshold values for prediction of ventricular arrhythmias in patients with cardiac laminopathies」
学術プロジェクト委員会セッション
日時:4月10日(日)10:40~11:10
会場:第3会場
座長:渡邉 望(宮崎大学)
大西 哲存(兵庫県立姫路循環器病センター)
演者:田中 秀和(神戸大学)
「心不全入院患者の予後予測における至適な心エコー図検査のタイミングについての検討(Optimal Timing of echocardiography for heart faiLure inpatients in japanese institution:OPTIMAL)」
岩野 弘幸(市立函館病院)
「急性心不全診療における心エコー法活用意義の検討(Prospect trial to elucidate the utility of EchocarDiography-based Cardiac ouTput in acute heart failure : PREDICT)」
瀬尾 由広(名古屋市立大学)
「高齢者における心エコー図データ正常値の確立に関する多施設前向き研究(Japanese elderly data Of Normal echocardiography study :J-LONG)」
Young Investigator's Award 審査会
日時:4月8日(金)15:50~17:05
会場:第3会場
座長:大倉 宏之(岐阜大学)
大手 信之(名古屋市立大学)
審査員:山本 一博(鳥取大学)
山田 博胤(徳島大学)
石津 智子(筑波大学)
渡邊 博之(秋田大学)
田中 教雄(西宮渡辺心臓脳・血管センター)
水上 尚子(慶應義塾大学病院)
演者:椎名 貴行(伊勢崎市民病院)
玉井 利奈(倉敷中央病院)
野間 遥香(獨協医科大学日光医療センター)
平田有紀奈(徳島大学病院)
名倉 福子(帝京大)
会長講演
日時:4月9日(土)9:10~9:40
会場:第1会場
座長:増山 理(JCHO 星ヶ丘医療センター)
演者:山本 一博(鳥取大学)
ランチョンセミナー
ランチョンセンナ―1「そのエコー、安全ですか?:みんなで考える安全性対応策」
日時:4月9日(土)13:10~14:00
会場:第1会場
座長:出雲 昌樹(聖マリアンナ医科大学)
演者:塩川 則子(聖マリアンナ医科大学)
「Save the Patients! : 検査技師が担う役割」
宗久 佳子(仙台厚生病院)
「Save the Patients! : 術中TEEに潜むリスク」
共催:アボットメディカルジャパン合同会社
ランチョンセンナ―2「今求められる心不全の診断と治療戦略」
日時:4月9日(土)13:10~14:00
会場:第2会場
座長:大倉 宏之(岐阜大学)
演者:望月 泰秀先生(昭和大学)
「左室リバースリモデリングを見据えた至適心不全治療」
鍵山 暢之(順天堂大学)
「AI時代の心不全診療における心エコーの役割」
共催:大塚製薬株式会社/ノバルティスファーマ株式会社
ランチョンセンナ―3「これで診断していいの? 心不全~Vector Flow Mapping指標について考える~」
日時:4月9日(土)13:10~14:00
会場:第3会場
座長:中谷 敏(大阪府済生会千里病院)
演者:井 翔太(東京大学医学部附属病院)
大門 雅夫(東京大学医学部附属病院)
楠瀬 賢也(徳島大学病院)
協賛:富士フイルムヘルスケア株式会社
ランチョンセンナ―4「TAVI時代の心エコー図検査の在り方を考える」
日時:4月9日(土)13:10~14:00
会場:第3会場
座長:泉 知里(国立循環器病研究センター病院)
演者:福 康志(倉敷中央病院)
「ここまで進化したTAVI治療の現在」
鶴田ひかる先生(慶應義塾大学)
「TAVI後の弁機能評価を極める」
共催:エドワーズライフサイエンス株式会社
ランチョンセンナ―5「心房細動に対するアブレーション周術期抗凝固療法」
日時:4月9日(土)13:10~14:00
会場:第5会場
座長:加藤 克(鳥取大学医学部附属病院)
演者:小松 雄樹(筑波大学附属病院)
共催:第一三共株式会社
ランチョンセミナー6「負荷心エコー図検査と肺動脈性肺高血圧症」
日時:4月10日(日)13:10~14:00
会場:第1会場
座長:泉 知里(国立循環器病研究センター)
演者:小保方 優(群馬大学医学部附属病院)
「負荷心エコー図検査と肺動脈性肺高血圧症」
岡田 顕也(群馬大学医学部附属病院)
「負荷心エコー図検査と肺動脈性肺高血圧症」
共催:ヤンセンファーマ株式会社/メディカルアフェアーズ本部
ランチョンセミナー7「心不全合併心房細動のベストストラテジーを考える」
日時:4月10日(日)13:10~14:00
会場:第2会場
座長:平松 茂樹(福山循環器病院)
演者:添木 武(徳島大学)
共催:バイエル薬品株式会社
ランチョンセンナ―8「心アミロイドーシスの心エコー画像集~典型例から偶発症例まで~」
日時:4月10日(日)13:10~14:00
会場:第3会場
座長:山本 一博(鳥取大学)
演者:磯谷 彰宏(小倉記念病院)
共催:ファイザー株式会社
ランチョンセミナー9「Aplio-series/Prism Editionがもたらすクリニカルアドバンテージ」
日時:4月10日(日)13:10~14:00
会場:第4会場
座長:瀬尾 由広(名古屋市立大学)
演者:出雲 昌樹(聖マリアンナ医科大学)
「SHDでインターベンショナルエコーが果たすべき役割」
楠瀬 賢也 (徳島大学病院)
「ストレインで迫る左房機能解析の役割と可能性」
共催:キヤノンメディカルシステムズ株式会社
ランチョンセミナー10「3Dエコーで三尖弁に迫る」
日時:4月10日(日)13:10~14:00
会場:第5会場
座長:鶴田ひかる (慶應義塾大学)
演者:水上 尚子 (慶應義塾大学)
「経胸壁3Dエコーで三尖弁に迫る」
品田慶太郎 (慶應義塾大学)
「3Dエコーを三尖弁の診断に生かす」
共催:GEヘルスケア・ジャパン株式会社
コーヒーブレイクセミナー
コーヒーブレイクセミナー1「Philipsが実現するFirst-time-right」
日時:4月8日(土)15:50~16:40
会場:第2会場
「心エコー図検査は今後どう変わる?」
座長:渡邉 望(宮崎大学)
演者:竹内 正明(産業医科大学病院)
「心臓外科医と診る3Dエコー:最新技術を活かした術中経食道 心エコー図の実際」
座長:竹内 正明(産業医科大学病院)
演者:渡邉 望(宮崎大学)
共催:株式会社フィリップス・ジャパン
コーヒーブレイクセミナー2「プロフェッショナル エコーの流儀 ~小倉流、仙台流から学ぶ~」
日時:4月9日(土)15:50~16:40
会場:第1会場
座長:山本 一博 (鳥取大学)
原 英彦(東邦大学医療センター大橋病院)
演者:宗久 佳子(仙台厚生病院心臓血管センター)
「絶対おさえるべき! 安全手技の秘訣~仙台流~」
磯谷 彰宏(小倉記念病院)
「極意を学ぶ! 緻密な職人技 ~小倉流~」
共催:ボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社
コーヒーブレイクセミナー3「ATTRvアミロイドーシスの診断と治療-「みつかる」から「みつける」そして「つなぐ」へ」
日時:4月9日(土)15:50~16:40
会場:第2会場
座長:泉 知里 (国立循環器病研究センター)
演者:中村 一文 (岡山大学)
共催:Alnylam Japan株式会社